2017年

第3回宇宙太陽発電(SSPS)シンポジウムプログラム(2017/11/27版)

地球環境に配慮しつつ、地球上のエネルギー枯渇等の地球規模的課題の解決手段の一つとして、 昼夜を問わず太陽エネルギーを享受することのできる宇宙太陽発電システムが期待できると考えられます。 とりわけ、エネルギー自給率の低い日本が生き残っていくためには、宇宙太陽発電システムは必須といえますが、 実現に向けては多くの課題を克服していく必要があり、理工学のみならず社会科学の側面も含めた総合的な研究・取り組みが必要です。 この度、宇宙太陽発電学会の会員の枠を超えて情報の共有と議論の場をつくり、宇宙太陽発電の実現、 及び無線電力伝送技術に係る研究の促進と知識の普及を図ることを目的として、 第3回宇宙太陽発電シンポジウムを東北大学青葉山東キャンパスにて開催いたします。

皆様からの多くの一般講演申し込みと、ご参加を心より歓迎いたします。

なお、平成29年度の宇宙太陽発電学会総会も同会場にて開催されます。

11月28日(火)総会、基調講演、懇親会

時刻 内容
10:00 – 総会
13:00 – 基調講演 [司会:橋本 弘藏(京都大学)、陳 強(東北大学)]
13:00 開会挨拶(宇宙太陽発電学会会長 松本紘)
研究科長挨拶(東北大学大学院工学研究科長 滝澤博胤)
13:15 「工学研究科の震災復興と東北地方の未来へ向けた貢献」東北大学工学研究科教授 森谷祐一
13:55 「東北電力火力部門の取組みについて -東日本大震災を契機とする変化への対応-」東北電力株式会社 火力原子力本部火力部 副部長 工藤悟志
14:35 休憩
15:00 「ワイヤレス給電ー走行中給電から医療機器」 東北大学未来科学技術共同研究センター教授 松木英敏
15:40 「宇宙におけるエナジー・ハーベスティング」 東北大学未来科学技術共同研究センター教授 桑野博喜
16:20 「宇宙太陽発電プロジェクトの連続的発展に貢献する『海洋インバースダム』と『地上マイクロ波伝送』」京都大学・生存圏研究所・特任教授 石川容平
17:30 – 懇親会 青葉記念会館3階 四季彩(会場から徒歩3分程度)

11月29日(水)特別講演・一般公募セッション

時刻 内容
9:30 – 11:30 特別講演 [進行:牧野克省(JAXA)]
9:30 – 10:10 【特別講演(40分)】「アジアにおけるSPS研究の現状」 Abstract ○篠原 真毅(京都大学 生存圏研究所)
10:10 – 10:50 【特別講演(40分)】「主要太陽発電衛星の概念検討の比較と課題の見直し」 Abstract ○田中 孝治 (宇宙航空研究開発機構 宇宙科学研究所)
10:50 – 11:30 【特別講演(40分)】「電子情報通信学会無線電力伝送研究会の学会活動について」 Abstract ○陳 強 (東北大学大学院 工学研究科)
11:30 – 12:30 昼食休憩(1時間)

12:30 – 16:40 一般講演

※一般講演:第1セッション〔3件〕 座長:田中孝治(JAXA/ISAS)

時刻 内容
12:30 – 12:55 「マイクロ波ロケットに用いるフェーズドアレイ送電アンテナに関する考察」 Abstract
○柿沼 薫 *1,Florian Nguyen *2,福成 雅史 *3,小紫 公也 *2,小泉 宏之 *1 (*1 東京大学大学院新領域創成科学研究科先端エネルギー工学専攻 *2 東京大学大学院工学系研究科航空宇宙工学専攻 *3 福井大学遠赤外領域開発研究センター)
12:55 – 13:20 「ファイバーレーザーを用いたローンチシステムの成立性検討」 Abstract
○森 浩一 T.D.Thuan ,C.Xie,江口 敬祐 ,松井 信 (名古屋大学)
13:20 – 13:45 「レーザー推進機の安定飛行維持に向けた流体軌道連成解析」 Abstract
○高橋 聖幸,小串 貴年,大西 直文 (東北大学大学院工学研究科航空宇宙工学専攻)
13:45 – 13:55 休憩(10分)

※一般講演:第2セッション〔3件〕  座長:田中孝治(JAXA/ISAS)

時刻 内容
13:55 – 14:20 「ビームパイロット信号と両側レトロディレクティブを用いた地上マイクロ波電力伝送システムの社会実装性向上」 Abstract
○松室 尭之 *1,石川 容平 *2,柳ヶ瀬 雅司 *3,篠原 真毅 *2 (*1 龍谷大学理工学部 *2 京都大学生存圏研究所 *3 株式会社村田製作所)
14:20 – 14:45 「94GHzミリ波整流回路による高エネルギー密度無線給電」 Abstract
○松井 宇宙 *1,溝尻 征 *2,皆川 俊介 *2,鈴木 雅敏 *2,嶋村 耕平 *2,小紫 公也 *1,岡本 有貴 *1,三田 吉郎 *1,藤原 康平 *3,山岡 英彦 *3 (*1 東京大学 *2 筑波大学 *3 東京都立産業技術研究センター)
14:45 – 15:10 「28GHzジャイロトロンを用いた長距離無線電力伝送の検討」 Abstract
〇鈴木 雅敏 *1,松倉 真帆 *2,溝尻 征 *2,嶋村 耕平 *1,横田 茂 *1,假家 強 *3,南龍 太郎 *3 (*1 筑波大学大学院システム情報工学研究科 *2 筑波大学理工学群工学システム学類 *3 筑波大学プラズマ研究センター)
休憩(10分) 15:10 – 15:20

※一般講演:第3セッション〔3件〕 座長:陳 強 (東北大学大学院)

時刻 内容
15:20 – 15:45 「光無線伝送における太陽電池変換効率の入射レーザ波長依存性」 Abstract
〇寺本 英央 *1,定免 良太 *1,田中 文明 *1,池田 充貴 *1,桐生 倖成 *1,松下 幹弥 *1,前中 寛裕 *1,代 盼*2,陆书龙*2,内田 史朗 *1 (*1 千葉工業大学 *2 蘇州ナノテク研究所 )
15:45 – 16:10 「光レクテナセルを用いたレーザー光受電システム」 Abstract
○松浦 大輔 *1,清水 信 *1,陳 強 *2,湯上 浩雄 *1 (*1 東北大学大学院工学研究科 機械機能創成専攻 *2 東北大学大学院工学研究科 通信工学専攻)
16:10 – 16:35 「無線化スリップリング勉強会の活動と成果報告」 Abstract
〇居村 岳広 *1,大崎 博之 *1,塩野 光弘 *2,高野 忠 *2, (*1 東京大学 *2 日本大学)
16:35 「閉会挨拶」 ( 第3回宇宙太陽発電シンポジウム実行委員長 陳 強(東北大学大学院工学研究科)

参加費:正会員3,000円、学生会員1,000円、非会員4,000円、懇親会費3,000円
シンポジウム参加の事前申し込みは不要です。直接、会場にお越しください。

講演申し込み(11月10日締切)については こちら

第3回宇宙太陽発電シンポジウム実行委員長
東北大学工学研究科教授 陳 強
【主催】宇宙太陽発電学会
【共催】東北大学大学院工学研究科
【後援】(国研)宇宙航空研究開発機構
【協賛】(一財)宇宙システム開発利用推進機構,(一社)日本航空宇宙学会, (一社)電子情報通信学会URSI日本国内委員会,(一社)電子情報通信学会通信ソサイエティ無線電力伝送研究会,ワイヤレス電力伝送実用化コンソーシアム